
2025/01/07 大宮図書館より借入
2025/01/13 読書開始
2025/01/14 読了
2025/01/20 大宮図書館へ返却予定
読んでいてせつなくなるというか…。「人生の成功者」である人々の最終地点、「超高級老人ホーム」。富裕層といえども健康のまま死を迎えることが保証されていない以上、誰かに介護してもらわなければならなくなる。そうなったらゴージャスなところで。
入居一時金4億円超の「サクラビア成城」
相模湾を臨む眺望が自慢の「中銀ライフケア熱海第三伊豆山」
老舗中の老舗「聖路加レジデンス」
他にも「中銀ライフケア横浜希望ヶ丘」「サンシティ銀座EAST」「パークウェルステイト西麻布」「エレガーノ西宮」
そして著者自ら潜入取材した「アンペレーナ百道」と数々の施設の状況が詳らかになる。
いずれにしても、集合住宅である以上入居者同士の人間関係による悲喜こもごもの物語がある。それは現役時代さながらの激しさを伴うこともある。
高級老人ホームは決してユートピアではない。
本来そこに求められているのは、目に見える豪華さではなく、入居者が心で感じられる優雅さだろう。だが、一見優雅に見える暮らしでも、複雑な人間関係や老いとの闘いから逃れることはできず、絶え間ない葛藤が続く場所が超高級老人ホームなのである。また、そこで働く人々の人間力が入居者の暮らしの質に反映される場所でもある。(P.247-8)
でもね、本当の大富豪だったら、自宅の豪邸に介護者、医師、看護師、料理人、ハウスキーパーを住み込ませて優雅に暮らすでしょうね。
そういう意味では、超高級老人ホームに入居する人々は中途半端な富裕層ってことなのね。